ZINEの売り方|イベント・通販・委託販売の違いと始め方を初心者向けに解説

「ZINEができたけれど、どうやって売ればいいんだろう?」
せっかく作ったZINEは、誰かに読んでもらいたいもの。
でも、イベントに出るのか、ネットで売るのか、お店に置いてもらうのか、売り方がいろいろあって迷ってしまいますよね。
結論から言うと、ZINEの主な売り方は「イベントに出店する」「ネットで通販する」「お店に委託販売をお願いする」の3つです。
どれか一つに決める必要はなく、自分のペースに合わせて組み合わせるのがおすすめです。
この記事では、それぞれの売り方の特徴と始め方、初めての人におすすめの組み合わせを紹介します。
この記事でわかること
- ZINEの主な売り方3つとその特徴
- それぞれのメリット・注意点
- 初めての人におすすめの売り方の組み合わせ
- 売る前に決めておきたいこと
- 作品を知ってもらうための方法
ZINEの主な売り方は3つ
まずは、3つの売り方を比べてみましょう。
| 売り方 | 向いている人 | 費用 | 手間 |
|---|---|---|---|
| イベントに出店する | 読者と直接話したい | 出店料・交通費など | 当日の参加・準備が必要 |
| ネットで通販する | 遠くの人にも届けたい | 販売手数料・送料など | 注文ごとに発送が必要 |
| お店に委託販売する | 自分では売り場に立てない | 売上の一部がお店の取り分に | 交渉・納品・精算のやりとり |
※費用や条件は、イベント・サービス・お店によって異なります。
売り方1 イベントに出店する
ZINEフェスやZINEマーケット、文学作品の即売会などのイベントにブースを出して販売する方法です。
メリット
- 読者と直接話しながら、作品を手渡しできる
- その場で反応がわかり、次の作品のヒントになる
- ほかの作り手と知り合える
注意点
- 出店料や交通費がかかる
- 開催日にその場にいる必要がある
- 抽選や審査があるイベントもある
こんな人におすすめ
初めてZINEを売る人には、特におすすめの方法です。手に取ってもらえたときのうれしさや、読者の生の声は、イベントならではの体験です。
ZINEイベントの種類や探し方は、こちらの記事で紹介しています。
売り方2 ネットで通販する
ネットショップを開いて、注文が入ったら自分で発送する方法です。
BOOTHやBASEなど、個人でもかんたんにショップを開けるサービスがあります。
メリット
- 住んでいる場所に関係なく、全国の人に届けられる
- 自分の好きなタイミングで販売できる
- イベントで知ってくれた人が、あとから購入できる
注意点
- 販売手数料や送料がかかる
- 注文のたびに梱包・発送の手間がある
- 作品を知ってもらう工夫をしないと、なかなか見つけてもらえない
発送について
ZINEのような薄い冊子なら、厚さ3cmまでの荷物を送れるクリックポストやゆうパケットなどがよく使われます。
雨や折れを防ぐために、透明な袋や厚紙で包んでから封筒に入れると安心です。
サービスによっては、住所や名前を相手に知らせずに送れる「匿名配送」に対応しているものもあります。
こんな人におすすめ
遠くに住んでいる読者にも届けたい人、イベントにはなかなか参加できない人に向いています。
売り方3 お店に委託販売をお願いする
書店や雑貨店などにZINEを置いてもらい、売れた分の代金を受け取る方法です。
独立系の書店などでは、個人のZINEを取り扱っているお店もあります。
委託販売のしくみ
委託販売では、お店に作品を預けて、売れた冊数に応じて代金を受け取ります。
売上のうち一定の割合がお店の取り分になり、残りが作り手の取り分です。割合や精算の時期、売れ残った作品の扱いはお店によって異なります。
お願いするまでの流れ
- ZINEを取り扱っているお店を探す(実際に足を運んで、雰囲気が自分の作品と合うか確認する)
- お店のサイトやSNSで、委託の受付方法を確認する
- 受付方法に沿って連絡する(作品の内容・価格・部数などを伝える)
- 取り扱いが決まったら、条件(取り分・期間・精算方法・返品)を確認して納品する
お店によっては、委託の募集をしていなかったり、受付の方法が決まっていたりします。いきなり作品を持ち込むのではなく、まずは案内を確認しましょう。
メリット
- 自分が売り場に立たなくても販売できる
- お店のお客さんという新しい読者に出会える
- 「あのお店に置いてある」ことが作品の信頼につながる
注意点
- 売上の一部がお店の取り分になる
- 取り扱ってもらえるかどうかはお店の判断
- 在庫や精算の管理が必要
こんな人におすすめ
作品を継続して作っている人や、自分の作品の世界観に合うお店がある人に向いています。
初めてならこの組み合わせがおすすめ
迷ったら、次のように始めてみるのがおすすめです。
| こんなとき | おすすめの組み合わせ |
|---|---|
| 初めて売ってみたい | イベントに1回出店+SNSやZiiineで告知 |
| 遠くの人にも届けたい | イベント+ネット通販 |
| 継続して作品を作っている | イベント+ネット通販+委託販売 |
最初から全部の売り方に挑戦する必要はありません。
まずは一つのイベントで、自分の作品を手に取ってもらう経験をしてみてください。そこで知り合った人やお店とのつながりから、次の売り方が広がっていくこともよくあります。
売る前に決めておきたいこと
部数
初めてなら、売り切れそうな部数より少し多めくらいがおすすめです。
在庫を抱えすぎず、足りなくなったら追加で印刷する方が気持ちも楽です。
値段
印刷代などの費用と、ほかのZINEの値段を参考に決めましょう。
費用を回収できない値段にすると、次の作品を作り続けるのが難しくなってしまいます。
連絡先・販売先の情報
イベントで知ってくれた人が、あとから作品を探せるようにしておくことも大切です。
名刺やショップカード、SNSのアカウント、ネットショップのURLなどを用意しておきましょう。
ネットで売るときの表示
ネットで販売する場合は、「特定商取引法に基づく表記」が必要になることがあります。
利用するサービスの案内を確認しておきましょう。
作品を知ってもらう方法
どの売り方でも大切なのが、「作品を知ってもらうこと」です。
SNSで発信する
制作の様子や完成した作品の写真、出店するイベントの情報などを発信しておくと、作品に興味を持ってくれる人が増えていきます。
Ziiineに作品を掲載する
Ziiineでは、ZINEを無料で掲載できます(30冊まで)。
作品ページには、判型やページ数、価格、作品の紹介文に加えて、連絡先や販売先のリンクも載せられます。
イベントで出会った人があとから作品を見返したり、ZINEを探している人に見つけてもらったりする場所として活用してください。
Ziiine編集部より
ZINEの売り方に正解はありません。
たくさん売ることを目指す人もいれば、少しの部数を、本当に読みたい人に届けたいという人もいます。
大切なのは、自分が無理なく続けられる方法を選ぶことです。
一冊目で売り方のコツをつかめば、二冊目からはもっと気軽に作品を届けられるようになります。
Ziiineに掲載されている作品を見ると、価格や判型、販売先の情報など、ほかの作り手の工夫も参考になります。
掲載されているZINEを見る
よくある質問
ZINEを売るのに資格や届け出は必要ですか?
個人がZINEを販売するのに、特別な資格は必要ありません。ただし、ネットで販売する場合は特定商取引法に基づく表記が必要になることがあります。また、売上が増えてきたら、税金の申告が必要かどうかも確認しておきましょう。
ISBNは必要ですか?
イベントや通販、委託販売でZINEを売る場合、ISBNがなくても販売できます。
何部くらい作ればいいですか?
初めてなら、10〜30部程度から始めると在庫を抱えすぎずに済みます。イベントの規模や、自分の発信力に合わせて考えてみてください。
売れ残ったらどうすればいいですか?
次のイベントや通販で引き続き販売できます。ZINEは雑誌のように時期が過ぎたら売れなくなるものではないので、長い時間をかけて届けていくこともできます。
まとめ
ZINEの主な売り方は、次の3つです。
- イベントに出店する:読者と直接話せる。初めての人に特におすすめ
- ネットで通販する:全国の人に届けられる
- お店に委託販売をお願いする:自分が売り場に立たなくても販売できる
どれか一つに決める必要はありません。
まずはイベントやSNS、Ziiineで作品を知ってもらうところから始めて、少しずつ売り方を広げていきましょう。
ZINEを作るところから知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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