What is a ZINE? A clear explanation of its meaning, origin, differences from doujinshi (self-published works), and how to create one.

「ZINE(ジン)って何?」「同人誌とはどう違うの?」「自分でも作れるの?」
近年、本屋やイベント、SNSなどで見かける機会が増えた「ZINE」。興味はあるものの、どんなものなのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ZINEは「好きなことを自由な形で一冊にまとめる自主制作の小冊子」です。
出版社や決まったルールに縛られず、自分の表現したいものを自由に形にできることが、ZINE最大の魅力です。
この記事では、ZINEの意味や由来、同人誌・リトルプレスとの違い、どんな種類があるのか、どこで手に入るのか、そして初めて作るまでの流れをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- ZINEとは何か(意味・読み方・由来)
- ZINEの魅力
- 同人誌・リトルプレスとの違い
- どんな種類のZINEがあるのか
- ZINEはどこで買える・読めるのか
- 初めてZINEを作る流れ
ZINEとは?
ZINE(ジン)とは、個人または少人数で制作する自主制作の小冊子です。
ZINEという言葉は、「fanzine(ファンジン)」を略したものだと説明されるのが一般的です。fanzineは「fan(ファン)」と「magazine(マガジン)」を組み合わせた言葉で、もともとはファンが自分たちで作る雑誌を指していました。
ZINEには決まったルールがありません。
- 写真だけでもいい
- イラストだけでもいい
- 文章だけでもいい
- すべてを組み合わせてもいい
ページ数やサイズ、紙、印刷方法まで、すべて自分で自由に決められます。
「売れる本を作る」ことではなく、「自分が作りたいものを作る」ことが出発点になる人が多いのも特徴です。
ZINEの歴史
ZINEの始まりは、1930年代のアメリカでSF小説のファンたちが作った「ファンジン」だといわれています。好きな作品について語り合うために、自分たちで冊子を作って交換していました。
その後、1970年代にはパンク音楽のシーンで、バンドやライブ情報、主張などを載せた手作りの冊子が広まりました。コピー機で刷ってホチキスで留める、「自分たちでやる(DIY)」というZINEらしいスタイルは、このころのイメージが強く残っています。
今では、テーマも作り方もさらに自由になり、写真、イラスト、エッセイ、日記など、個人の表現の場として世界中で作られています。日本でも、ZINEを扱う書店や、ZINEをテーマにしたイベントが各地で開かれるようになりました。
ZINEの魅力
自由に作れる
ZINEには正解がありません。
商業出版では難しいテーマや表現でも、自分が作りたいと思えば形にできます。
例えば、
- 旅先で撮った写真だけをまとめる
- 好きな植物を紹介する
- 猫との暮らしを記録する
- 毎日描いたイラストをまとめる
- エッセイを書く
など、テーマは自由です。
少ない部数でも作れる
「100冊も売れるかわからない…」
そんな心配をする必要はありません。
最近は少部数から印刷できるサービスも多く、10冊や20冊だけ制作することも珍しくありません。
自分用や友人へのプレゼントとして1冊だけ作る人もいます。
自分らしい表現ができる
紙の質感や製本方法まで作品の一部になります。
「紙をめくる体験」まで含めて表現できることは、ZINEならではのおもしろさです。
ZINE・同人誌・リトルプレスの違い
似ている言葉ですが、それぞれ少しずつ特徴があります。
| 項目 | ZINE | 同人誌 | リトルプレス |
|---|---|---|---|
| 制作 | 個人・少人数 | 個人・サークル | 個人・小規模出版社 |
| 内容 | 自由 | 漫画・小説・二次創作が多い | 雑誌・読み物が多い |
| 目的 | 自由な表現 | 創作発表 | 出版活動・編集 |
| 部数 | 少部数が多い | 少部数〜中規模 | 少部数〜中規模 |
ただし、明確な境界があるわけではありません。
実際には、同人誌でもZINEと呼ばれることがありますし、リトルプレスとの境界もあいまいです。
大切なのは、「何と呼ぶか」よりも「どんな表現をしたいか」です。
それぞれの違いは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ZINEにはどんな種類がある?
ZINEには決まったジャンルがありません。
代表的なものとしては、
- 写真ZINE
- イラストZINE
- エッセイZINE
- poetry collection
- comics
- デザイン作品集
- コラージュ作品集
- レシピ集
- 旅行記
- 日記
などがあります。
複数のジャンルを組み合わせても構いません。
例えば、「旅行写真+エッセイ」「植物のイラスト+育て方」「レシピ+写真」など、自分だけのテーマで一冊を作る人も多くいます。
ジャンルごとの特徴は、こちらの記事で紹介しています。
ZINEはどこで買える・読める?
ZINEは、主に次のような場所で手に入れることができます。
- ZINEイベント・即売会:作り手から直接買えて、作品について話を聞けるのも魅力です
- ZINEを扱う書店・雑貨店:独立系の書店などで、ZINEのコーナーを設けているお店があります
- 通販サイト:作り手が自分でネットショップを開いて販売していることもあります
初めてなら、イベントに足を運んでみるのがおすすめです。たくさんの作品を一度に手に取って見比べることができます。
Ziiineでは、全国のZINEイベントの情報を掲載しています。
ZINEイベントを探す
ZINEはどうやって作る?
基本的な流れは6つです。
- テーマを決める
- サイズを決める
- ページ数を決める
- デザインする
- 印刷・製本する
- 販売・配布する
難しそうに感じるかもしれませんが、一つずつ進めれば初めてでも十分完成できます。
それぞれの工程は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
制作の流れを最初から最後まで知りたい方は、こちらをご覧ください。
初めて作るなら何から始めればいい?
最初の一冊では、完成させることを目標にしましょう。
おすすめは、
- A5サイズ
- 16〜24ページ
- 自分が好きなテーマ
です。
「好きな喫茶店」「旅の写真」「毎日のスケッチ」など、身近な題材から始めると最後まで楽しく作れます。
最初から凝った作品を目指すより、一冊完成させる経験の方が次の作品につながります。
Ziiine編集部より
ZINEは、文章で説明を読むよりも、実際の作品を見ることでイメージが湧きやすくなります。
Ziiineでは、写真、イラスト、エッセイ、デザインなど、さまざまなジャンルのZINEを掲載しています。
「どんな作品があるのか」を眺めるだけでも、自分が作ってみたいテーマや表現方法が見つかるかもしれません。
よくある質問
ZINEの読み方は?
「ジン」と読みます。
ZINEは1冊だけでも作れますか?
はい。自分用に1冊だけ制作することもできます。自宅のプリンターで印刷したり、少部数印刷に対応している印刷会社を利用したりする方法があります。
ZINEは手書きでも作れますか?
もちろん作れます。手書きやコラージュなど、アナログな方法で制作されたZINEも数多くあります。
ZINEは何ページから作れますか?
決まりはありませんが、初めてなら16〜24ページ程度が制作しやすくおすすめです。
ZINEはどこで販売できますか?
文学フリマやCOMITIAなどのイベントのほか、BOOTHやBASEなどの通販サービスでも販売できます。完成したZINEは、Ziiineに無料で掲載することもできます。
まとめ
ZINEとは、自分の好きなことや伝えたいことを自由な形で一冊にまとめる自主制作の小冊子です。
決まったルールや正解はありません。
だからこそ、写真でも、イラストでも、文章でも、自分らしい表現をそのまま作品にできます。
これからZINEを作ってみたい方は、まずはさまざまな作品を見ながら、「どんな一冊を作ってみたいか」を考えてみてください。



