ZINEの印刷方法|自宅・コンビニ・印刷会社の違いと選び方を初心者向けに解説

「ZINEのデータはできたけれど、どうやって印刷すればいいんだろう?」
初めてZINEを作るとき、多くの人が迷うのが印刷の方法です。
自宅のプリンターで刷るのか、コンビニを使うのか、印刷会社に頼むのか。選び方によって、費用も仕上がりも、かかる手間も変わります。
この記事では、ZINEの主な印刷方法とそれぞれの特徴、自分に合った方法の選び方をわかりやすく紹介します。
この記事でわかること
- ZINEの主な印刷方法3つとその特徴
- 部数・予算に合わせた印刷方法の選び方
- 印刷する前に確認しておきたいこと
- 失敗しないための注意点
ZINEの印刷方法は大きく3つ
ZINEの印刷方法は、大きく分けて次の3つです。
- 自宅のプリンターで印刷する
- コンビニのコピー機で印刷する
- 印刷会社に依頼する
どれが正解ということはありません。部数・予算・仕上がりのイメージによって向いている方法が変わります。
まずは、それぞれの特徴を比べてみましょう。
| 印刷方法 | 向いている部数 | 費用 | 手間 | 仕上がり |
|---|---|---|---|---|
| 自宅のプリンター | 数部〜20部程度 | インク・用紙代のみ | 多い | プリンター次第 |
| コンビニのコピー機 | 数部〜20部程度 | 1枚ごとの料金 | 多い | 比較的安定 |
| 印刷会社 | 数十部〜 | まとまった金額が必要 | 少ない | 最も安定 |
※部数の目安はあくまで一般的な考え方です。ページ数やサイズによっても変わります。
方法1 自宅のプリンターで印刷する
いちばん手軽に始められるのが、自宅のプリンターを使う方法です。
メリット
- 思い立ったときにすぐ印刷できる
- 1部から作れる
- 試し刷りをしながら何度でも調整できる
デメリット
- 部数が増えるとインク代がかさむ
- 両面印刷のズレや色ムラが出やすい
- 印刷・折り・綴じをすべて自分で行うので時間がかかる
こんな人におすすめ
まずは1冊作ってみたい人、友人に配る数部だけ作りたい人に向いています。
本番の前に、自宅で1部だけ試し刷りしてページの順番や文字の大きさを確認する使い方もおすすめです。
方法2 コンビニのコピー機で印刷する
自宅にプリンターがない場合は、コンビニのマルチコピー機が便利です。
PDFなどのデータをスマートフォンやUSBメモリから送って印刷できます。
メリット
- プリンターがなくても印刷できる
- 家庭用プリンターより仕上がりが安定しやすい
- A3など大きめの用紙にも印刷できる
デメリット
- 1枚ごとに料金がかかるため、部数が多いと割高になる
- 選べる紙の種類が限られる
- 両面印刷の設定や紙の向きに慣れが必要
こんな人におすすめ
数部〜20部程度を作りたい人に向いています。
A3やB4の用紙に2ページ分を並べて印刷し、半分に折って綴じると、A4やB5サイズのZINEを作ることもできます。
※料金や対応している用紙・機能は、コンビニや機種によって異なります。利用前に各社の案内を確認してください。
方法3 印刷会社に依頼する
ある程度の部数を作るなら、印刷会社への依頼が選択肢になります。
最近は少部数から注文できる印刷会社も多く、ZINEや同人誌の制作に対応しているところもあります。
メリット
- 仕上がりがきれいで、品質が安定している
- 製本まで任せられるので手間がかからない
- 紙の種類や加工を選べる
デメリット
- 自分で刷るよりまとまった費用がかかる
- 注文から納品まで日数がかかる
- データの作り方(入稿ルール)に合わせる必要がある
こんな人におすすめ
イベントで販売したい人、数十部以上作りたい人、仕上がりにこだわりたい人に向いています。
オンデマンド印刷とオフセット印刷
印刷会社の印刷方式には、主に「オンデマンド印刷」と「オフセット印刷」があります。
- オンデマンド印刷:少部数向け。版を作らずに印刷するため、少ない部数でも注文しやすい
- オフセット印刷:大部数向け。版を作るぶん初期費用はかかるが、部数が多いほど1冊あたりの費用が下がりやすい
初めてのZINEなら、少部数に対応したオンデマンド印刷から検討するのがおすすめです。
リソグラフ印刷という選択肢も
ZINEでは「リソグラフ印刷」も人気があります。
1色ずつ版を作って重ねて刷る印刷方法で、独特の色味やかすれ、わずかなズレが味になります。
リソグラフ印刷を受け付けている印刷所や工房もあるので、作品の雰囲気に合いそうなら調べてみてください。
部数・予算で考える印刷方法の選び方
迷ったときは、次のように考えると選びやすくなります。
| こんなとき | おすすめの方法 |
|---|---|
| とりあえず1冊作ってみたい | 自宅のプリンター |
| 友人に配る数部だけ作りたい | 自宅のプリンター/コンビニ |
| イベントで少しだけ販売したい | コンビニ/印刷会社(オンデマンド) |
| 数十部以上作りたい | 印刷会社 |
| 色や質感など、作品の雰囲気を大切にしたい | 印刷会社(リソグラフ印刷も検討) |
初めてで部数に迷う場合は、少なめに作って、足りなければ追加で刷るくらいの考え方がおすすめです。
在庫を抱えすぎず、次の一冊に向けた改善もしやすくなります。
印刷する前に確認しておきたいこと
ページ数は4の倍数になっているか
真ん中をホチキスで留める「中綴じ」で製本する場合、ページ数は4の倍数にする必要があります。
1枚の紙を半分に折ると、表と裏で4ページ分になるためです。
ページ数の考え方は、こちらの記事でも紹介しています。
詳しくはこちら
ページの並び順(面付け)は合っているか
自分で印刷して中綴じにする場合、ページ番号どおりに並べて印刷しても、折ったときに順番がバラバラになってしまいます。
たとえば8ページのZINEなら、2枚の紙に次のように配置します。
| 左 | 右 | |
|---|---|---|
| 1枚目・表 | 8ページ | 1ページ |
| 1枚目・裏 | 2ページ | 7ページ |
| 2枚目・表 | 6ページ | 3ページ |
| 2枚目・裏 | 4ページ | 5ページ |
このように、折ったときに正しい順番になるようページを配置することを「面付け」といいます。
印刷会社に依頼する場合は、基本的に1ページずつのデータで入稿すれば会社側で面付けしてくれます(入稿方法は各社の案内を確認してください)。
サイズと余白は合っているか
ページの端ギリギリに文字を置くと、印刷や断裁のズレで切れてしまうことがあります。
文字や大切な要素は、端から少し内側に配置しておきましょう。
印刷会社に依頼する場合は、紙の端まで写真や色を入れるときに「塗り足し」(一般的には仕上がりサイズの外側に3mm程度)が必要になることが多いです。
サイズの選び方はこちらの記事で紹介しています。
詳しくはこちら
色は画面と同じに出るとは限らない
パソコンやスマートフォンの画面と、紙に印刷した色は同じにはなりません。
特に印刷会社では「CMYK」という色の仕組みで印刷するため、画面で見た鮮やかな色がくすんで見えることがあります。
色が大切な作品は、試し刷りをしたり、印刷会社のサンプルを取り寄せたりして確認すると安心です。
初めて印刷するときの3つの注意点
1. 本番の前に1部だけ試し刷りする
ページの順番、文字の大きさ、余白、色味は、印刷してみないとわからないことがたくさんあります。
まずは1部だけ刷って、実際に手に取って読んでみましょう。
2. スケジュールに余裕を持つ
イベントで販売する場合は、印刷会社の納期に注意が必要です。
イベント直前は注文が混み合うこともあるので、早めに準備を始めましょう。
3. 紙と製本も含めて考える
同じデータでも、紙の種類や綴じ方によって作品の印象は大きく変わります。
「どう刷るか」だけでなく、「どんな手ざわりの一冊にしたいか」もあわせて考えてみてください。
Ziiine編集部より
ZINEの印刷方法に、決まった正解はありません。
自宅のプリンターで刷った少しかすれた一冊にも、印刷会社に頼んだきれいな一冊にも、それぞれの良さがあります。
Ziiineには、さまざまな方法で作られたZINEが掲載されています。判型やページ数も載っているので、自分の一冊を考える参考にしてみてください。
掲載されているZINEを見る
よくある質問
1部だけ印刷することはできますか?
できます。自宅のプリンターやコンビニのコピー機なら1部から印刷できます。印刷会社でも、少部数に対応しているところがあります。
白黒で印刷してもいいですか?
もちろんです。白黒ならではの雰囲気を活かしたZINEもたくさんあります。費用を抑えやすいのもメリットです。
印刷会社に頼むときのデータ形式は?
PDFで入稿できる印刷会社が多いですが、対応形式や作り方のルールは会社によって異なります。注文前に入稿ガイドを確認しましょう。
どの方法がいちばん安いですか?
部数やページ数によって変わります。少ない部数なら自宅やコンビニ、部数が多くなるほど印刷会社のほうが1冊あたりの費用を抑えやすい傾向があります。
まとめ
ZINEの主な印刷方法は、自宅のプリンター、コンビニのコピー機、印刷会社への依頼の3つです。
- まずは1冊作ってみたいなら自宅のプリンター
- 数部〜20部程度ならコンビニも便利
- イベント販売や数十部以上なら印刷会社
印刷方法に迷ったら、作りたい部数と予算から考えてみましょう。
そして本番の前には、必ず1部試し刷りをしてみてください。
ZINE制作の全体の流れは、こちらの記事で紹介しています。
完成したZINEは、Ziiineに無料で掲載できます。
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